外科

がん治療

当院のがん治療について

当院のがん治療は、各診療ガイドラインに則った標準治療を基本とし、進行程度や全身状態、複合疾患の有無、年齢のほか、機能を温存したい、高齢で開腹手術は難しいといったニーズなどを総合的に評価した上で対応しています。同じ名前でも、がんという病気は個別性が高く、がんのステージや浸潤・転移の有無などによっても可能な治療が異なるからです。たとえ進行がんで標準治療ができないと判断された場合も諦めることなく、術前化学療法によって腫瘍の縮小化を図ったり、栄養状態等全身状態の改善をしたり、できる限りの工夫をした上で最善の治療を模索するよう努めています。自分に合った治療法がわからない方、より適した治療法を探している方は一度ご相談下さい。

特徴1:各分野専門の医師による治療

当院のがん治療では、手術を受けた患者様に対して、執刀医が緊密に関わります。例えば大腸がんの肝転移の場合、一般的には臓器ごとに執刀医が分かれますが、当院では原発巣と転移巣のバランスを考えて同じ医師が両方の切除を担当するという方法をとっています。一人の担当医が一貫して関わるため、治療方針にぶれがなく、一貫した治療を行うことができます。

特徴2:体に優しい治療をめざす

当院のがん治療で重視しているのは、苦痛をできる限り軽減した、体に優しい治療の実践です。大腸がんや早期胃がんなどには、開腹手術に比べて負担の少ない腹腔鏡下手術を積極的に採用。高齢で開腹手術に耐えられない方や体力のない方にも、腹腔鏡下手術は有用です。高い技術と専門性、豊富な手術経験を生かして、早期の社会復帰を支援しています。

特徴3:化学療法にも力を注いでいる

私たちは、手術とともに、もう一つのがん治療の柱である化学療法にも力を注いでいます。抗がん剤に関する最新の知識も常にアップデート。先端の医療を診療ガイドラインに沿って適切に、速やかに導入することをめざして、日夜努力を続けています。また、通院しながら落ち着いて薬物療法を受けていただけるよう、外来化学療法室を設置。がんの種類に応じて決められた抗がん剤の投与プロトコールに沿って投与し、外科的な治療と組み合わせながらきめ細かくケアしています。

特徴4:がん難民をつくらない

がん治療では、術後の再発予防、および再発治療も重要なプロセスです。がん難民をつくらないよう、執刀医が再発予防と万一の際の治療から疼痛コントロールを含めた緩和ケアまで一貫して担い、患者様とそのご家族が安心して治療に臨めるようサポートしています。たとえ再発しても、決して諦めないで治療を行うことが当院のもう一つの大きな特徴です。加えて、再発が痛みを伴うものであれば、治療と並行して疼痛緩和のケアを行っていきます。

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